「こんにちは」わたなべしげお 文/おおともやすお 絵(出版:副音館書店)
⏱この記事は3分で読めます #くまくんの絵本シリーズ
この絵本は、子供のくまくんが「こんにちは」と、色々なひとや生き物に挨拶する絵本です。
子供と同じ目線で描かれたキャラクターに、子供が感情移入しやく、くま君のまねをして「挨拶」に興味を持ち始めます。
- 本のあらすじや対象年齢が分かる
- 実際の子供の反応を紹介
- 実感した絵本の効果を紹介
挨拶に興味持つ絵本「こんにちは」について、以下の点を紹介します。
絵本の基本情報
対象年齢・レビュー
ページ数:24ページ
*対象年齢:0~2歳
*文字数:少なめ
おすすめ度:
テンポの良さ:
*対象年齢は本サイト独自の考えです。
*文字数は本サイトの対象年齢と比較したものです。
「こんにちは」は、くま君の絵本シリーズ全8作品のうちの1つです。
公文が、「内容の優れた絵本」を650冊の中から選りすぐった、「くもんの推薦図書」にも選ばれています。(2022年)
優しい絵柄と、自分の子供と重なるこぐま君に、親までもが心を掴まれます。
あらすじ
こぐまが、お散歩していると、お花に出会いました。
「こんにちは」くま君はお花に挨拶します。
少し歩くと、すずめが木に止まっています。
「こんにちは」くま君はすずめに挨拶します。
さらに歩くと、追いかけっこする猫や、犬にも出会います。
「こんにちは」それぞれに挨拶します。
もっと歩くと、自転車に乗った牛乳屋さん、汗びっしょりな新聞屋さん、帽子をかぶった郵便屋さんにそれぞれ出会います。
「こんにちは」皆に挨拶します。
もっともっと歩くと、お母さん、お父さんに出会います。
「こんにちは」しっかりと挨拶します。
子供の反応・感想
1歳の娘は、「花」や「犬」など、道で出会うお友達にくぎ付けになり、指さしで教えてくれました。
「花」、「犬」や「鳥」などの、「自然のお友達」を探す楽しみを見つけられたようです。
「こんにちは」は、1歳では発音が難しい単語ですが、道端のお友達に挨拶するために、「こぃは!」と、舌足らずながらも挨拶していました。
2~3か月もすると「こんにちは」と、綺麗に発音できるようになりました。
1~2歳の子供は、挨拶するのが少し恥ずかしい時期ですよね。
そんな子供とこぐま君が重なり、愛おしくなります。
こぐま君が、お母さんや、お父さんに挨拶する親子のスキンシップに、ほっこりと温かい気持ちになります。
それぞれ、挨拶する相手の反応や、こぐま君の表情も楽しめます。
実感した効果
- 社交性が身につく
- 自然や、ひとなど、周りに興味を持つ
💡 社交性が身につく
この絵本は、タイトルにもあるように「こんにちは」と挨拶する絵本です。
挨拶をすると、子供の世界を広げる事ができます。
小さな子供は、お母さんや、お父さんなど、家族単位の狭い世界、小さな社会の中で生きています。
そんな子供が、周りの人に「こんにちは」と挨拶することで、子供の世界に、周りのひとが入ってきて、社交性を身に着けられます。
くまくんの行動ひとつひとつが、小さな子供そのものの姿なので、子供は共感して、マネをして挨拶します。
💡 自然や、ひとなど、周りに興味を持つ
この絵本を読むと、身近には、いろんなひとや、生き物がいることなど、周りの存在に気づきだします。
そして、挨拶をすることで、それらに興味をもつキッカケとなります。
子供は、目線が低く、大人とは違ったものに気づき、興味を示しだします。
大人と子供、それぞれ違った視点からお互い気づいたものに挨拶してお散歩するのも楽しいですね♪
まとめ
「こんにちは」をまとめるとこんな絵本です。
- 0~2歳を対象にした絵本で、「くもんの推薦図書」にも選ばれています。
- 道端のお友達や郵便屋さん、お母さんやお父さんに「こんにちは」と挨拶する絵本です。
- 子供が周りの自然や、挨拶に興味をもつようになります。
1~2歳頃の子供と、こぐま君のサイズが重なるため、子供が共感しやすい作りになっています。
そのため、子供はこぐま君のように、「挨拶」や「自然」「周りの人」にも興味をもつようになります。
挨拶は、人と人を繋ぐ基本的なコミュニケーションです。
「自」と「他」を認識できるようになった子供に「こんにちは」を教えて、子供の世界を広げてみませんか?
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*本記事はすべて、個人の感想とレビューです。