「ノンタンぶらんこのせて」キヨノサチコ 作(出版:偕成社)
⏰この記事は1分で読めます #ノンタンあそぼうよシリーズ
お友達や兄弟と一緒に遊ぶことは、子供にとっての「初めての社会」です。
この絵本では、社会でうまくやっていくのに必要な「譲り合い」が描かれています。
ほかに、「数」や「正直になる大切さ」も学べます。
お友達と一緒に遊びたくなる絵本「ノンタンぶらんこのせて」について、以下の点を紹介します。
- 購入を悩んでいる方
- あらすじや対象年齢、子供の反応が気になる方
絵本の基本情報・レビュー
ページ数:32ページ
*対象年齢:1~4歳
*文字数:普通
おすすめ度:
テンポの良さ:
*対象年齢、★は当サイト独自の考えです。
*文字数は本サイトの対象年齢と比較したものです。
ノンタンシリーズ絵本全36作品のうちの1つで、ダブルミリオンセラーです。
子供は、おもちゃを「貸して」と言われたときにどのような反応をするでしょうか。
たいていは、「いや」が一番最初ににくる感情と思います。
そんな子供に、お友達と仲良く順番に使うことで、自分も楽しく、うれしい気持ちになれる事を絵本で分かりやすく伝える事ができます。
内容
「ノンタンノンタン、ぶらんこのせて。」
うさぎさんがブランコに乗っているノンタンの所にやってきますが、ノンタンは順番を替わってくれません。
うさぎさん、くまさん、ぶたさん、たぬきさんが来ても、なかなか順番を替わってくれないので、皆怒り出して帰ろうとしまいます。
すると、ノンタンはあわてて言いました。
「かわるよ かわるよ。10まで かぞえたら、じゅんばん かわるよ。」
しかし、ノンタンはなかなか10まで数えられません。また、皆が怒り出しますが、ノンタンは正直に言います。
「ぼくね ほんとは、1・2・3、までしかかぞえられないの。」
すると、皆が10まで数えてくて、順番にブランコに乗って遊べました。
最後は皆と仲良く遊べて良かったね、ノンタン!
裏表紙と表紙の裏には、ノンタンの可愛いイラスト付きです!
子供の反応・感想
2歳2か月の娘は、この絵本のセリフを全て覚えるほど読んでいて、大好きな絵本のうちのひとつです。
娘に数字を教えたのも、この絵本です。
ただ1~10まで数えるだけじゃなく、リズミカルで楽しい歌にして覚えられるので、子供は自然と数字が頭に入ります。
初めは「1、2、5、6」と順番を飛ばしていたのが、今では10までスラスラと言う事ができます。
娘とブランコで遊んでいるときにお友達が来たら、自発的に「1,2…」と数えて順番を替わることもあります。
さらに、この絵本ではノンタンが正直に「数える事ができない」と、自分のできない事をみんなに伝えることができています。
これは、なかなか勇気がいることですよね。
そんなノンタンに、皆は優しく手を差し伸べてくれます。
正直になる勇気を貰えるお話でもありますね♪
まとめ
「ノンタンぶらんこのせて」をまとめるとこんな絵本です。
- 1~4歳を対象にした絵本です。
- ノンタンが、ブランコを独り占めしますが、最後はちゃんと皆で仲良く遊べるお話。
- 絵本を読むことで、子供は順番というルールを理解する事ができ、1~10まで自然と覚える事ができます。
「初めての社会」は分からない事ばかりです。
そんな子供にとって、ノンタンは「子供の気持ちに寄り添いつつも、道を示してくれる」存在です。
ただ「正しい事」を突きつけるだけじゃない、「ノンタンぶらんこのせて」は子供にとっていい教科書になるでしょう。
*本記事はすべて、個人の感想とレビューです。