「ふみきりくん」えのもとえつこ 文/鎌田歩 絵 (出版:福音館)
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この絵本は、踏切の1日を仕事を描いた絵本です。
この絵本がキッカケで、1歳の息子が3番目の発語、「かんかん」を喋りました。
- 本のあらすじや対象年齢が分かる
- 実際の子供の反応を紹介
- 実感した絵本の効果を紹介
読めば間違いなく喜ぶ絵本「ふみきりくん」について、以下の点を紹介します。
絵本の基本情報
対象年齢・レビュー
ページ数:24ページ
*対象年齢:1歳~4歳
*文字数:少し多め
おすすめ度:
テンポの良さ:
*対象年齢は本サイト独自の考えです。
*文字数は本サイトの対象年齢と比較したものです。
1歳に読むには、少し文字数が多めですが、オノマトペがふんだんに使われて分かりやすいため、1歳からおすすめの絵本です。
あらすじ
駅のそばに踏切君がおりました。
踏切には、遮断機が付いていて、赤い目玉を光らせ、かんかん鳴らしながら遮断機を下ろします。
朝になって、踏切君の仕事が始まります。
踏切君は、電車が通る度に、「でんしゃがとおりまーす!おまちくださーい!」と言って、遮断機を下ろします。
遮断機を下ろすと、人も車も立ち止まり、電車が過ぎるのを待っています。
そこへ急ぎのトラックが走ってきます。
果たして、踏切君はトラックを止める事ができるでしょうか…?
子供の反応・感想
0歳の時の息子は、「かんかん」と踏切の音や、「ゴト ゴトーン」「ヒュルルーン パーン」と電車の音、「ゴトゴトー」とトラックのオノマトペに大興奮でした。
0歳なので、話の内容は全く理解できていませんが、体を上下にゆらして楽しんでいました。
1歳になった息子は、「かんかん」と言いながら、絵本を持ってくるようになりました。
「かんかん」のフレーズが出てくるたび、手をたたいたり、「かんかん」とマネをして、すっかり踏切好きになりました!
2歳の娘は、「どうして遮断機が下りるの?」と質問したり、出てくる電車の名前が気になったりしていました。
絵本を使って説明すると、踏切の役割を理解できた様子でした。
出てくる電車は、おそらく京成電鉄かなという話で落ち着きました。
電車好きの子供は、図鑑を並べて、電車を探し出して当てるのも楽しそうですね♪
実感した効果
- 電車や踏切が好きになる
- 踏切の役割を理解出来る
💡 電車や踏切が好きになる
子供には「アニミズム」という物に命があると考える心理作用があります。
そして、絵本の踏切君は、擬人化されていて、言葉を喋ります。
そのため、子供は踏切君の気持ちに共感し、仕事を頑張る踏切君を応援しだします。
そうしているうちに、だんだん、もっと、電車や踏切の事を好きになっていきます。
擬人化する心理作用を持つ「子供」は、ラストのシーンは手に汗握る場面に映るのではないでしょうか。
踏切の役割を理解できる
踏切は1日中、電車が通る度、遮断機を下ろしたり上げたりと大忙しです。
そんな大忙しな踏切君の仕事を通じて、役割と重要性が理解できます。
もし踏切が無かったら…なんて考えると恐ろしいですね。
日常に有り触れた危険に気づくと同時に、踏切のありがたさにも気づくことができました。
まとめ
「ふみきりくん」をまとめるとこんな絵本です。
- 1歳~4歳を対象にした絵本です。
- 踏切の1日の仕事を描いたお話
- 絵本を読めば、電車や踏切の事をもっと好きになったり、踏切の役割について理解することができます。
毎日、朝から晩まで人の安全を守る踏切君。
彼の仕事を、親子で覗いてみてはいかがでしょうか。
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*本記事はすべて、個人の感想とレビューです。