0歳児に絵本を読んでも反応が薄い。
月齢によっては、絵本を正しく認識していない可能性があります。
月齢や発達に合わせた絵本を読むようにすることで、赤ちゃんが反応するようになります。
今回は、発達の目安とともに、おすすめの絵本を5冊紹介します。
紹介する絵本は、すべてボードブック(厚紙)で舐めても安心です。
0~3か月ごろの成長
赤ちゃんの視力:0.01~0.02
認識できる色:黒・白・グレー
生後間もない赤ちゃんは視力が低く、見える距離は30センチ前後です。
また、認識できる色も少ないため、コントラストのはっきりとした絵本がおすすめです。
2~3か月ごろになると、顔を認識し始めるため、顔のイラストが入った絵本もおすすめです。
0~3か月におすすめの絵本
ー絵本の内容ー
ニコニコとした顔の球体と一緒に遊ぼう♪
赤ちゃんの大好きな言葉が詰まった1冊です。
コントラストの一番高い絵本です。
おすすめポイント
- コントラストが高い
- 顔の入ったイラスト
とてもコントラストの高く、はっきりとしたイラストの絵本です。
そのため、生まれて間もないお子さんでも、認識しやすく、生後1-2ヶ月のお子さんでは、絵本を目で追うようになります。
子供が認識できる絵本を選ぶことで、絵本に反応するようになります。
4~7か月ごろの成長
赤ちゃんの視力:0.03~0.08
認識できる色:赤、黄色、緑
4か月を超えると、平面だけでなく、奥行きまで認識することができます。
奥行きを認識できると、それに合わせて手が動きます。
このころの赤ちゃんが物をつかむのは、奥行きを認識し、それに合わせて手を動かすという協調運動を行っているからです。
また、色は赤をはじめ、様々な色を認識できるようになるため、カラフルな絵本を読むのは生後4か月ごろからにしましょう。
4~7カ月におすすめな絵本
ー絵本の内容ー
縦、横に伸びる「しましま模様」と右、左に回る「ぐるぐる模様」で一緒に遊ぼう♪
子供の好きな「ネコ」や「顔」のイラストが出てきます。
コントラストが高めなイラストです。
おすすめポイント
- コントラストが高く、顔の入ったイラスト
- 4~7か月ごろの赤ちゃんが認識できる色
この頃から、絵本を読んでも手が出るようになります。
それは、絵本を聞いていないから、興味がないからではありません。
赤ちゃんがキチンと絵本を認識して、絵本に対して興味を持っているため手が出るのです。
この頃の赤ちゃんは、目で認識したものを掴もうと一生懸命で可愛いですね♪
また、この頃の赤ちゃんにはニギニギセットもおすすめです。
赤ちゃんはおよそ4か月ごろからニギニギをしっかりと掴めるようになります。
赤ちゃんの小さな手がニギニギを必死に掴んでいるのがまた可愛いんです。
8~11か月ごろの成長
赤ちゃんの視力:0.1~0.2
認識できる色:ほとんどの色を識別可能
この頃の赤ちゃんの視力は個人差が大きく、大人と同じくらいの視力を持つ赤ちゃんもいます。
また、記憶したものと、目で認識したものを照らし合わせる事もできるようになります。
そのため、この頃の赤ちゃんは人見知りが始まる子もいます。
また、人だけでなく「犬」や「猫」も記憶することができるようになります。
8~11カ月におすすめな絵本
ー絵本の内容ー
動物さんたちが遊びに来ました。
「こんにちは」をしっかりと言えるかな?
ペコッとお辞儀する、楽しい仕掛け絵本です。
おすすめポイント
- 赤ちゃんが喜ぶしかけ遊び絵本
- 赤ちゃんが好きな動物がたくさん
8~11カ月は、成長の早い子で「拍手」や「バイバイ」などの身振りを始める頃でもあります。
さらに、早い子では発語が見られる時期です。
そのうち絵本を読むと、ペコっと挨拶してくれるようになります!
この絵本は、シリーズ絵本です。
ほかには、0歳児が好きな「いないいないばああそび」もおすすめします。
動物たちが「いないいないばあ!」と顔を出す仕掛け絵本です。
子供はキャッキャと声を出して喜びます。
0歳児が選ぶ「好きな絵本第1位」間違いなしです。
まとめ
今回の記事をまとめると次のとおりです。
- 0~3か月の赤ちゃんはコントラストの高い顔の入ったイラスト絵本を選ぶ
- 4~7か月の赤ちゃんは色の入った模様の楽しい絵本を選ぶ
- 8~11か月の赤ちゃんは動物や動作が入ったしかけ絵本を選ぶ
この3つを目安にすると、月齢に合わせた絵本を難なく選ぶことが出来ます。
0歳児の育児は大変なので、無理のない範囲で楽しい絵本ライフを送ってくださいね♬
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